【白洲 武彌】
「ところがこの坊や、イケメンだなんだともてはやされて、京都の
激戦区でトップ当選した注目株なんだってよ。
近ごろマスコミへの露出も多くて、目障りだったらありゃしねえ」
【白洲 武彌】
「元官僚でも二世でもない可愛いだけのサラリーマン連れてきて、
軽い神輿に仕立て上げただけじゃねえか。晴山センセイお気に入り
だかなんだか知らんが、与党にゃよっぽど人材がないのかねえ」
【白洲秘書】
「ただのサラリーマンではなかったようですよ。
父君が現職の京都府議会議員だそうで」
【白洲 武彌】
「地方議員なんざ、国政の場では一般人も同様だ」
【白洲秘書】
「そう言う武彌様も特別地方公務員なんですがねえ」
【白洲 武彌】
「おまけに、こいつの秘書の蓼丸も、野党のお偉いさんの息子の
くせに寝返りやがって。
お坊ちゃんらの政治ごっこのつもりかよ、くそ生意気な」
【白洲秘書】
「武彌様、下品なもの言いはほどほどに。
おじい様に叱られますよ。
それに、お坊ちゃんとおっしゃるなら武彌様も同じでしょうに」
【白洲 武彌】
「俺は青二才って意味で言ったんだ」
【白洲秘書】
「白洲家先代からお仕えする私からすれば、武彌様も其扇氏と
変わらない年代に見えますよ」
【白洲 武彌】
「よせよ。
これだから古株は嫌だってんだ」











